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マジックで使われるテクニックが日常には散らばっていますよ?

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    ざっくり論点解剖
    ・「ミスディレクション」はマジック分野で「視線誘導」として多用される。
    ・「ミスディレクション」は「思考誘導」としても有用できる。
    ・「ミスリード」は「接近戦」と「ミスディレクション」は「飛び道具」とニュアンスに相違点がある。
    ・「ミスディレクション」は偽りの「虚像」を信じ込ませることにも有用(悪用)される。
    ・「ミスディレクション」を見抜くには「一貫性の欠如」がないかを分析する。
    ・「一貫性の欠如」に気付くには、時間を置いて再度文章を分析したほうが好ましい。

    こんにちは、管理人totomanjuです。皆さん、マジックはお好きでしょうか?マジックというものが、ネットビジネスや副業、またリアルな人間関係の中でどのような関係性があるのかと思われるかもしれませんね。ワタシはプレゼンなどの機会に、あえて今回のエッセンスを取り入れていたりして、ちょっとしたサプライズ演出などに活用しています。では話を進めていきましょう。
    と、いうことで今回のテーマは「ミスディレクション」です。いつかの記事で、ワタシは学生時代に、自分にないものを持っている人たちと関わることで、新たな発見を得る機会を意識的に作っていたと書きました。その「対象把握精神」の名残で、現在でも嗜む程度にまったく違う他分野を抑えるようにしています。因数分解的話題の提供にも使えますしね。ワタシはまだまだですが、ビジネス分野のみならず他分野への造詣も深い方ですと、この「ミスディレクション」という言葉を耳にしている方もいることでしょう。某バスケットボール漫画「○子のバスケ」の主人公はこの「ミスディレクション」という概念(能力?)を応用していました。一時期作者に対する誹謗中傷がニュースになっていましたね。作中やマジックの世界では観衆や視聴者の「視線誘導」というニュアンスで用いられています。
    分かりやすくするために「ミスディレクション」という言葉を噛み砕いていきましょう。そもそもこの言葉は「misdirection」という英単語から来ています。「mis」という反意語に「direction」という言葉に分解されます。「direction」という単語には「方向」や「指示・命令」という意味を持っています。皆さん、テレビ業界に「ディレクター」というポストがありますよね。あの人たちは、ロケやスタジオ収録などでの「正しい方向へ指示を出す」役目の方になっています。ここまで来るとお分かりですね。「misdirection」は「正しい方向へ指示を出す」ことの反意語になるわけなので、「(意識や注意を)間違った方向へ向ける」という意味を持っています。「正しいdirectionをmissった」ということですね。お分かりいただけましたでしょうか。
    これを踏まえてマジックの話ですが、マジックをしている人がどこかコミカルなメイクや派手な衣装を着ていたりするのは、そのような「コミカルなメイク」や「派手な衣装」に観衆や視聴者の「視線」や「意識」、「注意」を向けるためでもあると言えますね。加えて、マジック中も不自然とは感じられない範囲での、どこか大きな動作を演出しているのも「動くものを無意識的に追ってしまう」という人間の特徴を利用して、動くものに観衆の意識を誘導させて、実は動きの少ないところで肝心なタネを仕込んでいるということも考えられるわけですね。勿論、理屈は分かっていても、観衆に分からせない手先の器用さと、重ねた努力の賜物でマジックは成り立つものですので、見ている視聴者のワタシはいつも感嘆の声を上げてしまいますが(笑)
    「ミスディレクション」と似た言葉で「ミスリード」という言葉があります。職場での会話でもよく「あれはミスリードだった」などの内容が聞かれることがあります。ワタシとしては、この二つの言葉には明確な相違点があると思っています。簡潔に言い表すと、「ミスリード=直接的」か「ミスディレクション=間接的」ということで、もっと噛み砕くと前者が「接近戦」、後者が「飛び道具」みたいなものでしょうか。この例えだけでも察しがつく方もいらっしゃるかもしれませんね。では、詳しく掘っていきましょう。
    「ミスリード」という言葉は「mislead」という英単語ですね。これも「mis」いう反意語が付いて「lead」の意味を打ち消していますね。「lead」という言葉は「リーダー」というポストもあるように「先にたって人を連れて行く」という意味を持っています。集団を「先導」していくわけですね。つまり、これらを合わせた「mislead」は「直接的に一緒に目的へ間違って向かっていく」というわけですね。
    一方で「ミスディレクション」は、先ほど話しにあったように「direction」という「正しい道順や方向を教える」ということを「mis」で否定していることになります。合わせると、「正しい道順や方向を間違って教える」ということになります。
    このことから、一緒になって目的に向かっていくのではなく、指示する者はその場に留まりながら、対象者を指示で動かしていくという「direction」と「lead」には、明確な違いがあるのですね。
    もっと分かりやすく例え話にしますと、あなたが外国人観光客に道を尋ねられたとしましょう。その外国人観光客は、最寄の「A駅」に行きたいとします。そこであなたは、最寄の駅という情報を元に、ちょうど時間もあったので、一緒になって観光客を駅に連れて行きました。…が、あなたは英会話に夢中でもう一つの最寄駅である「B駅」に案内してしまった、というのが「mislead」です。共にダメージ受けていますので、言ってしまえば運命共同体ですね。
    ではでは。比較しましょう。同様に外国人観光客に最寄の「A駅」までの道を尋ねられたあなた。ですが、今あなたは友人との待ち合わせ場所にいるので、直接案内することが出来ません。そこで、道順を地図に書いて渡し外国人観光客と別れました。…が、あなたはもう一つの最寄り駅である「B駅」への道順を間違って地図に書いて教えてしまった、というのが「misdirection」です。ダメージは観光客のみで、片やあなたは無傷ですね。むしろ人助けで善い行いをしたと思っているかもしれないですね。
    どうでしょう、二つの言葉を「接近戦」と「飛び道具」という例えにした理由がお分かりになったでしょうか?
    上にあるような例え話では、道案内するあなたが「A駅」と「B駅」を誤解して、地図を書き間違って案内してしまったことで観光客は間違った目的地へと行ってしまった訳です。この程度のことは偶然起こってしまったとも考えられますね。最初のほうで「ミスディレクション」はマジックによく使われていると話しました。「視線誘導」のことでしたね。しかし、「ミスディレクション」の怖いところは、あえて故意に相手の考えや印象を、自分の意図したほうに向けさせるという「思考誘導」としての脅威をも持っているということですね。つまり、自分は「正解や妥当な選択肢を理解している」にもかかわらず、自分の言動や仕草などで、あえて他者を正解ではない間違った方向へ「その人の意思」で選ばせる、進ませるということも出来てしまいます。
    では、このミスディレクションという概念がネットビジネスやリアルの世界でどのように用いられているのか解剖していきましょう。例えば、詐欺師や悪徳占い師などは、「騙す」というアプローチもありますが、「真実だと本人自ら思い込ませる」というアプローチをすることで、疑いを持たせないようにしているとも言えますね。「嘘」を信じ切ってしまえば、そのことが本人には「真実」と変換されてしまうのですから。詐欺師や悪徳占い師は、ミスディレクションという言葉を知ってか知らずかにかかわらずとも、おのずと実践しているということもお分かりになったことでしょう。
    そしてビジネスの世界ではどうでしょうか。よく目に見かけるのは、「月○○○万円獲得!」「誰もが簡単に出来る!」「即金ビジネス!」だとかそういう言葉を頻繁に繰り返しているWEBページは皆さんもご覧になったことがあることと思います。
    その情報発信者や、商材販売者は明確な実績を証明するデータを公表せず、ひたすら文面のみであたかもその人が確かな実績を重ねている人であると、そのページを見ている人に認識させているのですね。真実は「全く稼げていない人物・情報」という実像であっても、まったく異なった「成功を収めている自分という人物・情報」という「虚像」を自ら空想的、むしろ妄想的に作り出し、その虚像にページを見ている人の意識や興味を向けるようにしていると考えられるんですね。どうですか、情報というものはいくらでも操作できるんですね。そしてその情報によって人の意識は徐々に違う方向に向かっていくことになるのです。
    ではでは、そのミスディレクションを皆さんは見破りたくないですか?簡単にそのポイントを2つお伝えします。
    まずは1つ目のポイント。分かりやすく先ほどの例で言いますと、人物や商材に関して、成功していますよ、簡単ですよ、というように甘い言葉を繰り返していますよね。これらは、大成功している虚像を作り出すことに躍起になり、その繰り返しの表現や、数値に食い違いが出てくることが大いにあります。つまり、内容に「一貫性が欠如」しているということが1つ目のポイントです。さっきはAと言っていたのに、今度はBと言っているとか、投資系の商材だと成果の数値が月利20%といっていたのに、50%になっているなどなど。ここが見抜くポイントなんですね。調子の良いことばかり書くあまりに色々な脚色をいれてしまい、正当性や一貫性の無いものとなり墓穴を掘ってしまうわけです。このように話すと「いやいや、それならすぐにおかしいって気付くよ!」とお思いになる方もいらっしゃることでしょう。
    では、なぜその「一貫性の欠如」を認識できないという食い違いが生じるのでしょうか。それこそ物凄く簡単に言えます。それは「文章が膨大だから」です。「…え?」とお思いになるかもしれませんね。実はワタシもそうですし、皆さんも同様ですが、人間は何か注意を向けて暗記や認識できるまとまりは、概ね「7±2」までであると言われています。これは「マジカルナンバー7」と言われています。お察しの方もいることでしょう。身近なことで言うと、郵便番号も7桁ですね。それと携帯番号もそうです。「携帯番号は11桁でしょ?」とお思いになるかもしれませんが、ポイントは「下8桁」ですね。最初の「090」「080」などは共通性のあるものなので認識しやすいわけです。なので「下8桁」に注意を向けられる。このように「マジカルナンバー7」は実は身の回りにも活用されているんですね。少し脱線ですが、皆さん受験勉強の時に英単語を暗記した経験があることと思います。この英単語暗記もガムシャラに覚えていくよりも、「7単語単位」を複数回に分けて暗記していくほうが効率的に記憶定着しやすいんですね。毎度のように少し話が逸れました。

    ここまで来ると理解が早いです。そもそも人間は、「7±1のかたのまり」程しか注意を向けられないはずなのに、膨大な文章と、繰り返しの表現を浴びせることによって、注意力や分析力を低下させているということです。そして、ここに漬け込んでくるのが上記の「虚像」で固めた人物や商材というわけです。最初は「あやしいな…」と懐疑的であっても、膨大な文章と調子のよい表現の繰り返しを浴び続けていると、情報処理が追いつかず「なんか良いんじゃないか…」と判断が鈍化してくるわけですね。そして、判断力と洞察力が鈍化したところを狙い打つように、その膨大な文章の各ポイントに「購入決済リンク」があることでクリックしてしまうというシナリオになっているわけですね。

    次に、見抜く2つ目のポイントです。ミスディレクションを見抜くには「一貫性の欠如」に着目することはお伝えしましたね。この「一貫性の欠如」に気付きのヒントは、実は、以前の記事(いい文章を書く秘訣)に書いたことがそのまま使えるんです。以前の記事は、自分が書き上げた文書を、次の日の自分が再度読み直すことで文章校正される「セルフ赤ペン先生」の実践をおススメしました。これを「一貫性の欠如」に応用すればいいんです。こういうと立派に聞こえますが…「時間を空けて再吟味する」ということです。一度に判断するのではなくて、何度も読み返してくださいねっということです。すると、一度読んだ文章なので、二度目はエネルギー消費量が少なくなり、文章量よりも、その内容まで分析できるようになるわけです。早く判断しないと…という焦る気持ちは適切な判断の妨げになりかねないので、そういう時こそお茶でも飲んで、外の空気を吸ってリセットするように心掛けてみましょう。今まで見えなかった、気付かなかった「一貫性の欠如」が見えてくることでしょう。

    今日のまとめ
    ・「ミスディレクション」はマジック分野で「視線誘導」として多用される。
    ・「ミスディレクション」は「思考誘導」としても有用できる。
    ・「ミスリード」は「接近戦」と「ミスディレクション」は「飛び道具」とニュアンスに相違点がある。
    ・「ミスディレクション」は偽りの「虚像」を信じ込ませることにも有用(悪用)される。
    ・「ミスディレクション」を見抜くには「一貫性の欠如」がないかを分析する。
    ・「一貫性の欠如」に気付くには、時間を置いて再度文章を分析したほうが好ましい。

    今回も乱長文にもかかわらず最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。
    では管理人totomanjuでした。

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